我が国においては典型的な職業病発生は激減傾向にあるといわれておりますが、いっぽうで中小規模事業場に目を移せば、今もって安全衛生環境が十分に整備できていないところが少なくなく、また労働者の高齢化傾向も加わりまだまだ職業病の発生を見たり多くの労働衛生上の問題が散見される状況となっています。労働者が50人以上の事業場では産業医や衛生管理者が選任される必要のあるところから、職場での労働安全衛生管理はある程度のレベルの管理活動ができているはずですが、労働者50人未満の事業場では上記管理者の設置義務が法的にもないところから、安全衛生管理が不徹底となりがちです。

 このようななか「地域産業保健センター」は、地域の郡市区医師会が直接厚生労働省からの委託を受けて「法的に産業医の選任義務のない労働者数50人未満の小規模事業場」の事業者や労働者の皆さんを対象に、職場の労働衛生問題や健康相談等の産業保健サービスを無料にて監督署管内地域にて提供していこうという活動です。

 「東京中央地域産業保健センター」は、千代田区、中央区、文京区に分布する(千代田区医師会、神田医師会、中央区医師会、日本橋医師会、文京区医師会、小石川医師会)6つの医師会にて共同で協議運営しており事務局は日本橋医師会内に設置されています。ちなみに東京都全体では、すべての労働基準監督署単位(18ヶ所)に地域産業保健センターがそれぞれ設置されています。



 
   
     
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